不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2020/11/16

住宅事業が黒字転換/ナイス21年3月期2Q

 ナイス(株)は13日、2021年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(20年4月1日~9月30日)の売上高は982億3,900万円(前年同期比16.4%減)、営業利益18億7,000万円(前年同期:営業損失3億3,100万円)、経常利益16億3,100万円(同:経常損失5億800万円)、当期純利益12億9,700万円(同:当期純損失4億6,800万円)となった。

 建築資材事業では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、新設住宅着工戸数が減少したことなどにより、売上高750億4,500万円(前年同期比1.4%減)となった一方、感染拡大防止の観点からイベント等営業活動を自粛するとともに、収益性の改善を図るためオンライン受発注システム「ナイスアドバン」の積極的な活用を行なう等した結果、営業利益は13億4,500万円(同26.6%増)となった。

 住宅事業では、事業ポートフォリオの見直しに伴い、戸建住宅の計上戸数が181戸(同91戸減)となったこと等により、売上高は191億4,900万円(同33.4%減)に。一方、同事業における粗利益率の改善を図ると共に、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点も踏まえた販売キャンペーン等をはじめとする営業活動の見直し等を実施や販売用不動産の売却もあり、営業利益は7億7,400万円(前年同期:営業損失7億1,200万円)となった。

 通期は、売上高2,100億円、営業利益33億円、経常利益27億円、当期純利益20億円を見込んでいる。

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