不動産ニュース / その他

2020/12/4

物流施設でマスク着用を自動検知するシステム

左にあるカメラで来場者の顔を認識し、マスクをきちんと着用していないと下にあるビジョンにアラートが出る仕組み
カフェテリアの入り口等にもカメラを設置し、混雑状況を自動で検知。入口に設置したビジョンに情報をリアルタイムに映し出す

 大和ハウス工業(株)は4日、マルチテナント型物流施設「DPL市川」(千葉県市川市)において、NTTコミュニケーションズ(株)が提供するAI映像解析ソリューション「COTOHA Takumi Eyes(コトハ タクミ アイズ)」を活用した実証実験を開始した。

 カメラ映像から入館者のマスク着用の有無や、カフェテリア(約50席)の混雑度を自動で検知するもの。カメラを設置した玄関やカフェテリア入り口等を従業員等が通った際、マスクの着用がない場合や、混雑度が一定基準(利用会社で設定が可能)を超えた場合、モニターでアラートを表示。コロナ対策の注意喚起を行なっていく。実証実験は約2ヵ月を予定している。

 3日の記者会見で大和ハウス工業建築事業本部営業統括部Dプロジェクト推進室室長の井上一樹氏は「テナント向けサービスを拡充したいと考え、今回の実証実験に至った。2ヵ月後の検証結果次第で、本格利用や他施設への導入を検討していく」と述べた。

 「DPL市川」は、敷地面積3万6,348.10平方メートル、賃貸面積6万8,769.48平方メートル、地上5階建て。東関東自動車道「湾岸市川IC」からは約1.5kmに位置している。2016年6月に開業した。現在満床状態で、テナントの従業員数は合計で約250人。

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