不動産ニュース / 開発・分譲

2021/1/12

ベトナム・ハノイで分譲住宅を開発/サムティ

完成イメージ

 サムティ(株)は12日、ベトナム・ハノイ市において分譲住宅事業を実施すると発表した。

 同社は2018年9月に策定した新中期経営計画「サムティ強靭化計画」において海外事業の推進を重点戦略の一つとして掲げ、19年に子会社・SAMTY ASIA INVESTMENTS PTE LTD(以下、SAI)を設立。同年11月よりベトナムでの駐在を開始し、現地不動産事業者との連携を模索してきた。その結果、同国最大手の不動産ディベロッパーであるVINHOMES JOINT STOCK COMPANY(以下、VHM)との関係性が構築できたため、共同で同事業を実施する。

 開発用地は、VHMが手掛けるハノイ市内280haの用地を対象とした大規模開発地の一部、約2万平方メートル。同大規模開発では住宅のほかに、学校、病院、ショッピングセンター、オフィスビルなども併設。AIを統合した顔認証機能付きカメラを活用しての不審物などの監視や、大気・環境汚染警報システム等の設置も行なう計画で、アッパーミドルのファミリー層をターゲットとしている。

 そこで、今回開発する住宅も安全性を高め、かつ快適な住環境を整えた高級な仕様に。コンシェルジュや指紋認証システム、日本ブランドの住宅機器、和風庭園などを導入する。建物は4棟構成。37~39階建てで、延床面積は約26万6,000平方メートル。総戸数は3,620戸。低層階には商業施設が入る他、敷地内にショッピングモールも設置する。3月より販売を開始する予定で、竣工・引き渡しは22年中旬~23年中旬を見込む。

 なお、同事業を実施するに当たりSAIは、VHMの開発子会社で分譲住宅事業を行なうS-VIN VIETNAM REAL ESTATE TRADING JOINT STOCK COMPANYの株式の90%取得し、事業を主導する。また、同事業の管理を行なうため、20年11月にはハノイ市で、SAIの子会社として、SAMTY VIETNAMを設立した。

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