不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2021/1/28

増収増益/野村不HD21年3月期3Q

 野村不動産ホールディングス(株)は28日、2021年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。

 当期(20年4月1日~12月31日)は、売上高3,733億6,100万円(前年同期比12.6%増)、営業利益475億1,500万円(同68.6%増)、事業利益(営業利益+持分法投資損益+企業買収に伴い発生する無形固定資産の償却費)は478億200万円(同65.3%増)、経常利益400億5,000万円(同82.6%増)、当期純利益259億6,200万円(同77.1%増)だった。 

 住宅部門は、分譲事業で1,585戸(同206戸増)を計上し、物件平均価格も上昇。粗利益率も向上し、売上高は1,294億1,700万円(同38.7%増)、事業利益21億9,400万円(前年同期:事業損失79億8,900万円)の増収増益となった。通期の計上予定売上高に対する当期末の契約進捗率は99.3%、契約済み未計上残高は4,023戸(前年同期比727戸減)。

 都市開発部門については、コロナ禍の影響で、賃貸(商業施設)事業およびフィットネス事業における収入が減少した一方、収益不動産事業において、物件売却収入は増加。これらの結果、売上高は1,532億4,800万円(同5.9%増)、事業利益は325億5,000万円(同31.7%増)を計上した。

 仲介・CRE部門では、新築受託販売における手数料収入が増加し、売買仲介におけるホールセールの取扱件数および取扱高が増加。売上高は273億2,000万円(同0.8%増)、事業利益は54億8,500万円(同11.1%増)となった。

 通期については、今後の見通しを精査し修正。売上高5,800億円(前回発表比3.3%減)、営業利益710億円(同16.4%増)、事業利益700億円(同16.7%増)、経常利益590億円(同20 .4%増)、当期純利益370億円(同19.4%増)を見込んでいる。

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