(株)共立メンテナンスは10日、同社が運営する学生寮で、寮内コミュニティの活性化などを担う寮生リーダー「RA(レジデント・アシスタント)」の6回目となる活動報告会をオンライン形式で実施した。
RAは、学生寮を単なる生活の場としてではなく、学生の「学びと成長の場」とするべく、2015年からスタートした制度。現在、35寮が制度を導入し、103人の学生がRAとして活動している。今回はこのうち28寮が参加した。
報告会の全体テーマは「withコロナ時代の寮の在り方」。コロナ禍で生まれたRA活動の課題やアイディア・行動などを、各寮のRAが紹介した。
第一部は、3つの寮のRAが代表し、自分たちの寮における取り組みを発表。「武蔵野美術大学第二学生寮」では、さまざまな理由で企画が実現に至らなかったイベントと、その代替案を通じた学んだことについて紹介した。また、「法政大学西八王子寮」では、コミュニケーション不足に陥らないよう、すれ違う際に必ず挨拶をする「挨拶運動」をRAが率先して実施。継続したことで寮内では挨拶し合うことが習慣化し、寮生同士のコミュニケーション活発化につながっているとした。また、「ドーミー厚木」では寮生アンケート等を実施し、インターネット回線の強化などを実行するなど、寮生活の快適性を向上させる取り組みを行なった。
第二部では、異なる寮のRAが連携した「寮横断プロジェクト」の成果を発表。合同イベントでは、コロナ禍で対面企画ができなくなったことからオンライン交流会や就活セミナーを実施。また、過去にRAとして活動した卒業生へのインタビューも行ない、学んだことを今後のRA活動にフィードバックしていくという。