不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/2/25

東京23区既存M価格、4ヵ月連続で最高額更新

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は25日、同社ネットワークにおける2021年1月の首都圏中古(既存)マンションの価格動向を発表した。同社不動産情報サイトで登録・公開された既存マンションデータの「登録価格(売り希望価格)」を「価格」と表記。対象エリアは、東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)。

 首都圏既存マンション平均価格は、3,192万円(前月比0.1%上昇)。平方メートル当たり単価は54万6,000円、専有面積は58.5平方メートルだった。
 エリア別では、東京23区が4,229万円(同0.0%)と、17年1月以降最高額を4ヵ月連続で更新。前年同月超えは8ヵ月連続となった。都下の1戸当たり平均価格は2,540万円(同0.0%)で横ばい。横浜市・川崎市は2,922万円(同1.1%下落)と、3ヵ月ぶりに下落した。前年同月比は1.6%下落の反転下落に。神奈川県他は2,355万円(同0.0%)、前年同月比は1.1%上昇で3ヵ月連続の上昇となった。さいたま市は2,591万円(同0.9%上昇)、前年同月比も3.0%上昇した。埼玉県他は2,081万円(同0.4%上昇)と、17年1月以降最高額を2ヵ月連続で更新。前年同月比も4.7%上昇した。千葉県西部は2,203万円(同1.3%下落)と、2ヵ月連続の下落。前年同月割れも2ヵ月連続となった。千葉県他は1,632万円(同0.7%下落)、前年同月比は1.6%上昇した。

 東京都下、横浜市・川崎市および千葉県西部が前年同月比下落、それ以外の5エリアは上昇した。平均価格の前月比は、8エリア中6エリアが下落および横ばいとやや低調な動き。中でも、千葉県西部は2ヵ月連続の下落となるなど、20年9月をピークに下落傾向となっている。一方、前月に続き埼玉県は上昇が目立っており、特に埼玉県他の前年差は+5.0と全エリア中最大となった。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。