不動産ニュース / 開発・分譲

2021/3/22

「阪急西宮ガーデンズ」で最後の複合開発着工へ

「(仮称)阪急西宮ガーデンズ西側土地開発計画」完成予想図

 阪急電鉄(株)と阪急阪神不動産(株)は22日、複合施設「(仮称)阪急西宮ガーデンズ西側土地開発計画」(兵庫県西宮市)の開発に着手すると発表した。

 開発地は、2008年に開業した「阪急西宮ガーデンズ本館」の西側。18年開業の「同別館」「同ゲート館」に続く、同エリアでの一体的なまちづくりの最後のプロジェクトという位置付けとなる。

 「本館」「別館」「ゲート館」と同様、阪急線「西宮北口」駅と歩行者デッキで接続する。敷地面積は2,998.15平方メートル、建物は鉄筋コンクリート造地上14階建て、高さ57.75m。延床面積は1万8,336.65平方メートル。1~3階を飲食物販、サービス店舗などと駐輪場、4~9階をオフィスフロア、10階以上を賃貸住宅(総戸数112戸)とする。

 オフィスフロアは教育関連施設等の来店型テナントを誘致するほか、サテライトオフィスの開設についても検討していく。賃貸住宅は単身世帯をメインターゲットとして、共用部にはワークスペースを設置するほか、ラウンジなどの入居者同士のコミュニケーションを促進する空間も創出する。共用部の一部企画・デザイン監修には、成瀬・猪熊建築設計事務所を起用し、専有部だけでは実現できない要素や機能を提供する。

 6月に着工し、竣工は23年8月末の予定。

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有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。