不動産ニュース / 開発・分譲

2021/3/29

東急、「池上」駅直結の商業施設を開業

「エトモ池上」およびリニューアルした駅の外観。池上本門寺と連動するイメージで、大庇と列柱を設けた
2階の駅コンコース「池上仲見世」の両側には、多数の飲食店舗を備えた「東急フードショースライス」が出店

 東急(株)は30日、駅直結の商業施設「エトモ池上」(東京都大田区)を開業する。29日、プレス向けに内覧会を行なった。

 2017年より東急池上線「池上」駅舎の改良と「エトモ池上」が入る駅ビルの開発を実施。同年7月にリニューアルした駅舎の供用を開始していた。
 新駅舎および駅ビルの敷地面積は約3,490平方メートル、延床面積は約9,525平方メートル、鉄骨造地上5階建て。「エトモ池上」(14区画26店舗)のほか、図書館等の公共施設3施設で構成する。

 2階の改札外自由通路「池上仲見世」の両側には、(株)東急百貨店が運営する、デパ地下のエッセンスを採り入れた「東急フードショースライス」が出店。でき立ての総菜やパン、スイーツ等を提供する。3階には、「東急ストア」のほか、国内7店舗目の「カフェカルディーノ」を併設した「カルディコーヒーファーム」が出店。カルディで人気のコーヒーやワイン、軽食を店内で楽しめる。4階には「大田区池上図書館」と「スターバックス」が出店し、図書館の本とスターバックスのドリンクを相互に持ち込むことができるようにする。
 そのほか、保育園や学童保育施設、池上総合病院のサテライトクリニックなど、地域住民の生活を支えるサービス機能を充実させる。

 また、池上線「旗の台」駅の改良工事および「池上」駅開発計画で発生した古材「えきもく」を、2階メインエントランスのプランターや、図書館の図書返却ポスト、スターバックス店内のアートパネル等で活用した。「えきもく」の取り組みは、今回で第4弾目となる。

図書館(3階)
3階にはスターバックスコーヒーが出店。同じ階にある図書館と行き来できるようにする

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