不動産ニュース / 開発・分譲

2021/4/13

練馬でIoT設備搭載の1棟リノベ/グローバルベイス

リノベ前の住戸。内見後、契約が決まった段階でスケルトンにして希望のプランにリノベーションする
リノベ後のモデルルーム住戸(401号室)。約8畳のリビングにはエアコン1基・床暖房を備え付け、テレワークスペースも設けている

 グローバルベイス(株)は13日、1棟リノベーションマンション「グランドベイス 練馬関町レジデンス」(東京都練馬区、総戸数19戸)の内覧会を開催した。

 同社は2012年より1棟リノベを開始、今回が5棟目となる。1994年築のオーナーチェンジ物件で、共用部や一部空室をリノ ベーションした。19戸のうち17戸を販売する計画。2戸をモデルルームとして販売するほか、リノベ前の住戸5戸を未施工で残し、オーダーリノベーションの注文も可能に。賃貸中の残り10戸は、退去後に順次リノベーション住戸として販売する。

 同物件は、西武新宿線「武蔵関」駅徒歩3分に位置。敷地面積679.70平方メートル、延床面積1,322.85平方メートル、鉄筋コンクリート造5階建て。
 ダークグレーの大判タイルでエントランスを刷新。アプローチに植栽とシンボルツリーを植え、木調のベンチを備えた。1階には目隠しとなるルーバーを設置、カメラも2台設置して防犯性も高めている。エレベーターは従来の油圧式からロープ式に変更。ランニングコストや駆動音の軽減、省スペース化を実現している。壁面、屋上防水工事、共用部廊下・階段のシート張り替えも実施。各住戸の玄関扉は、気密性・断熱性の高い扉に付け替えた。

 モデルルームは2タイプ。4階・401号室の専有面積は57.59平方メートル、間取りは2LDK+WIC。5階・503号室の専有面積は57.44平方メートル、間取りは2LDK+WIC。いずれも「IoTリノベーションプラン」で、給湯器・エアコン・オーディオ・TV・キッチン家電など、室内の機器を自動制御することができる。機器の使用状況や空気環境を数値で見える化。IoT機器本体を住戸に組み込んでいるため、将来アップデートされる機能を拡張することもできる。

 12日より販売を開始。販売価格は、401号室が3,530万円、503号室が3,480万円。平均販売価格は2,980万円~(設備等により変動)。

 なお、同社は今後、大阪ガス(株)との資本提携により、都心好立地の1棟リノベ用マンションの仕入れを強化していく。

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ルーバー

日照調整のために天井または壁面(開口部)に設けられる、固定または可動の羽根状の板。

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