不動産ニュース / 開発・分譲

2021/4/16

日暮里のコンパクトM、土間提案などで差別化

「イニシア日暮里アベニュー」外観

 (株)コスモスイニシアが開発を進めてきたコンパクトマンション「イニシア日暮里アベニュー」(東京都荒川区、総戸数45戸)が竣工した。コロナ禍で販売活動が中断するなどしたが、使い勝手を高める「土間」の提案なども評価され、残9戸まで販売が進捗している。

 同物件は、JR山手線他「鶯谷」駅徒歩6分、同「日暮里」駅徒歩12分に立地する、地上11階建てのマンション。住戸は1LDK~3LDK、専有面積33平方メートル台と54・55平方メートル台。

 33平方メートル台の1LDKは、シューズクロ―ゼット、ウォークインクローゼットなど収納を重視したタイプと、玄関に2畳大の土間を設けたタイプを用意。土間には採光・通風用の小窓が付き、LDKとガラス入りの引き戸で仕切られる。引き戸を開け放つことで、11畳以上の空間として一体利用も可能。LDKはキッチンを壁付けとして有効面積を拡大。キッチン部分にも床暖房を設定している。コンパクト住戸ながら、食洗器やミストサウナも標準とした。土間は、趣味を持つ単身男性の評価が高いという。

 現在販売中の住戸は、3,748万~5,198万円。坪単価は約350万円。都心通勤アクセスの良さ、日暮里駅周辺の繁華性が評価されている。また今春、物件近くに大型スーパーが開業し生活利便性が向上したことで、売れ行きが加速した。

 なお同社は、同物件と併行して同じ日暮里駅圏で「イニシア日暮里テラス」(総戸数54戸)も販売中で、こちらも残り3戸まで販売が進捗。両物件合わせて480組の来場を集めている。

土間のある1LDK。リビング横の寝室~クローゼット~トイレ~洗面所~浴室の動線や、引き戸を多用した空間づくりなどが特徴
土間は広さ2畳大。明り採りの小窓もつく

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