不動産ニュース / IT・情報サービス

2021/4/19

20年度の首都圏M、2年連続で発売戸数3万戸割れ

 (株)不動産経済研究所は19日、2020年度(20年4月~21年3月)の首都圏マンション市場動向を発表した。

 同年度の新規供給戸数は2万9,032戸(前年度比1.7%増)。7月以降に急回復するも2年連続での3万戸割れとなった。地域別では、東京都区部1万1,131戸(同15.2%減)、都下3,122戸(同27.2%減)、神奈川県6,523戸(同1.7%増)、埼玉県3,573戸(同1.4%減)、千葉県4,683戸(同59.7%増)となった。

 1戸当たりの平均価格・平方メートル単価は5,994万円・90万5,000円(同1.0%下落・同0.4%上昇)。単価は9年連続のアップとなり、1990年度以来の高値となった。地域別では、東京都区部7,564万円・122万1,000円(同2.2%上昇・同6.1%上昇)、都下5,414万円・80万円(同0.8%下落・同1.0%上昇)、神奈川県5,513万円・81万8,000円(同5.4%下落・同7.8%上昇)、埼玉県4,571万円・66万6,000円(同3.6%上昇・同5.7%上昇)、千葉県4,404万円・61万3,000円(同0.9%上昇・同0.5%上昇)。都下の戸当たりが下落したものの、その他はいずれも上昇している。
 初月契約率は67.9%(同6.6ポイント上昇)となり、5年連続で60%台を維持した。即日完売戸数は443戸で、販売戸数の1.5%。

 なお、21年3月度の首都圏マンション発売戸数は3,103戸(前年同月比44.9%増)。契約戸数は2,285戸で、月間契約率は73.6%(同3.6ポイント上昇)。1戸当たりの平均価格・平方メートル単価は6,330万円・93万5,000円(同2.8%上昇・同3.9%下落)となった。即日完売戸数はなし、3月末の翌月繰越販売在庫は7,357戸。4月の発売戸数は2,000戸を見込む。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。