不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2021/5/7

増収減益/フジ住宅21年3月期

 フジ住宅(株)は7日、2021年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(2020年4月1日~21年3月31日)は売上高1,215億4,100万円(前期比10.0%増)、営業利益39億8,600万円(同20.3%減)、経常利益35億5,800万円(同22.9%減)、当期純利益23億5,800万円(同23.6%減)。

 主力の分譲住宅セグメントでは、引渡戸数は714戸(前期比22戸減)とふるわなかったが、分譲住宅用地の宅地販売が97区画(同57区画増)と増加したほか、分譲マンションの引渡戸数が138戸(同124戸増)と大幅に増加。さらに兵庫県下の大型分譲住宅用地の一部を素地販売したことにより、売上高は402億4,100万円(同39.1%増)と伸長。しかし価格引き下げ等の弾力的な売価設定の実施により、セグメント利益は3億9,500万円(同69.9%減)にとどまった。

 住宅流通セグメントでは、既存住宅の引渡戸数が1,459戸(同248戸減)と大幅に減少し、売上高327億8,900万円(同14.1%減)、セグメント利益5億500万円(同29.2%減)。土地有効活用セグメントは売上高244億100万円(同4.7%増)、セグメント利益20億8,500万円(同4.0%減)。賃貸及び管理セグメントは、売上高217億2,800万円(同8.4%増)、セグメント利益25億8,400万円(同6.3%増)。

 次期は、売上高1,214億円、営業利益50億円、経常利益46億円、当期純利益31億円を見込む。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。