不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2021/5/19

コロナ禍で赤字に/アールシーコア21年3月期

 (株)アールシーコアは18日、2021年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(20年4月1日~21年3月31日)の売上高は157億9,000万円(前期比10.4%減)、営業損失2億5,200万円(前年同期:営業利益7,000万円)、経常損失3億5,700万円(同:経常利益7,400万円)、当期純損失5億3,400万円(同:当期純利益2,300万円)。

 東京・神奈川圏を中心にBESS企画型住宅等を提供する直販部門については、代官山の販売拠点をリニューアルオープンに向け一時的に閉鎖。また、着工スケジュール長期化の影響もあり、セグメント売上高49億7,000万円(前期比2.9%減)。一方、粗利益率の改善改革等でセグメント利益は5億5,600万円(同54.8%増)となった。受注高は35億6,100万円(同39.6%減)。

 全国の地区販社に対しBESSブランドおよび販売システム等を提供する販社部門も、着工スケジュール長期化等の影響を受け、セグメント売上高74億4,400万円(同25.0%減)、セグメント利益4億1,300万円(同63.7%減)、受注高40億8,500万円(同27.0%減)となった。

 住宅販売を行なう連結子会社(株)BESSパートナーズは、従来の6拠点に加えて、20年3月に引き継いだ2拠点が売上に寄与。セグメント売上高56億2,700万円(同17.0%増)、セグメント利益1,900万円(前期:1億2,000万円の損失)、受注高59億6,600万円(同13.9%増)となった。

 なお、期末の連結受注残高は126億4,900万円。

 次期は売上高165億円、営業利益3億円、経常利益2億6,500万円、当期純利益2億円を見込む。

  また、コロナ禍の影響が長期化することを踏まえ、2021年3月期から開始した中期経営計画の最終年度目標を見直した。連結売上高240億円を200億円に、連結営業利益率8%を5%に下方修正した。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。