不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/5/19

住みここちトップは「みなとみらい」駅/大東建託

 大東建託(株)は19日、「いい部屋ネット 街の住みここち&住みたい街ランキング2021<首都圏版>」を発表した。

 (株)マクロミルの登録モニターに対し、インターネット経由で調査票を配布・回収。首都圏居住の20歳以上の男女を対象に、「住みここち」については19~21年度の累計16万5,302人分の回答を、「住みたい街」に関しては21年度分の6万2,278人分の回答を集計した。2つの近接駅を統合した場合は駅名の後にG(group)を、3つ以上の近接駅を統合した場合はA(area)を付記している。

 「住みここち」ランキングは、現在居住しているまちについての「全体としての現在の地域の評価(大変満足:100点、満足:75点、どちらでもない:50点、不満:25点、大変不満:0点」の平均値から作成。「住みたい街」ランキングについては、入力された自治体名・駅名を基に複数の候補を表示し選択してもらうフリーワード・サジェスト方式の回答から投票数を集計して作成した。

 「住みここち(駅)」ランキングは、20年度調査で回答者数が30人に満たなかったため集計対象外だった「みなとみらい」(みなとみらい線)がトップに。周辺に大規模商業施設やホテル、遊園地などの観光スポットがあり、イメージの良さが評価された。2位は2年連続で「築地・新富町A」(東京メトロ日比谷線)、3位は「世田谷代田」(小田急線)、4位は「広尾」(東京メトロ日比谷線)。2~4位のランキングは昨年から変動しなかった。
 「住みここち(自治体)」トップは「東京都中央区」。交通利便性だけでなく、生活利便性の高さも評価された。2位は、教育環境が整い静かさ・治安の評価も高い「東京都文京区」がランクイン。1・2位はいずれも3年連続で同ランキングとなった。3位は20年度6位の「東京都港区」、昨年14位の「さいたま市浦和区」が10位に順位を上げている。

 「住みたい街」ランキングのトップは3年連続で「吉祥寺」、2位も同じく3年連続で「横浜」となった。3位は「鎌倉」、4位は「みなとみらい」。20年度9位だった「大宮」が5位に順位を上げ、同3位だった「恵比寿」は6位に順位を下げている。
 「住みたい街(自治体)」は、トップは3年連続で「東京都港区」。2位も3年連続で「東京都世田谷区」という結果に。3位には20年度5位の「東京都武蔵野市」が、東京都23区外からランクインした。

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