三菱地所(株)は26日、(株)ロイヤルパークホテル(RPH)の完全子会社化を決定した。
現在RPHは出資比率54.4%の連結子会社で、同日付で株式交換契約を両社間で締結した。6月23日に開催する予定のRPHの株主総会において同株式交換契約の承認を受けた上で、8月1日を効力発生日として行なわれる予定。
完全子会社化により、ホテル事業をとりまくコロナ禍の急激な環境変化に対応していくため、ロイヤルパークホテルズチェーンにおける構造改革を加速していく考え。
プレミアム宿泊主体型ホテル「THEシリーズ」、およびフルサービス型ホテルの「横浜ロイヤルパークホテル」と「仙台ロイヤルパークホテル」の運営を、完全子会社のRPH&Rへ一元化したことに続き、旗艦ホテルである「ロイヤルパークホテル」の所有・経営・運営を担うRPHについても完全子会社化することで意思決定の迅速化を図る。フルサービス型ホテルで長年培った人材やサービススキル、運営ノウハウをチェーン全体で生かし、ホテルチェーンの強化・拡大を進めていくことを企図。グループのノンアセット事業の強化・拡大につなげていく。