不動産ニュース / ハウジング

2021/6/3

ケイアイS、分譲向け賃貸併用商品を開発

「戸建て大家さん」利用イメージ

 ケイアイスター不動産(株)はこのほど、分譲住宅向けの賃貸併用住宅商品「戸建て大家さん」を開発した。

 土地を持たない状態から不動産経営をする場合、土地購入や建築の外注に仲介手数料等が加算され、多額の費用が必要となる。土地を所有していても、立地などが賃貸運用に適さない場合は採算が取れないこともある。また、収益物件を購入する際のローンは、住宅ローンに比べ金利が高い傾向があるなど、投資用賃貸物件の所有にはさまざまなリスクが伴う。

 こうしたリスクを回避するため、同社が賃貸適地を仕入れ、居住・賃貸を両立できる建物として建築し、土地と一体で販売する商品として開発。2020年にさいたま市浦和区でトライアル販売したところ大きな反響があったことから、さらに条件を精査しブラッシュアップしてきた。

 仕入れから販売までの業務フローにITを導入した「ケイアイプラットフォーム」を活用し、空室リスクの少ない駅徒歩10分圏内の立地を選定し、土地と一体での購入を提案。延床面積50%以上を住居スペースとして、住宅ローンの借り入れができることに加え、住宅ローン控除の適用も受けられる。賃貸物件としてだけでなく、2世帯住宅や自身のテレワークスペースとしても活用できるほか、塾や教室の運営など家族で利用することもできる。ローン完済後は、家賃収入がそのまま収益となるため、老後の資産形成や年金対策にもつながる。

 首都圏エリアを中心に、7月に販売を開始する予定。

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