不動産ニュース / 開発・分譲

2021/6/14

キッチンと洗面化粧台を一体化した新住設機器

「MIXINK」イメージ

 三菱地所レジデンス(株)は14日、タカラスタンダード(株)と共同で、新たな水回り住設機器「MIXINK(ミキシンク)」を開発したと発表した。

 賃貸マンションの仲介業務に携わるグループ会社にヒアリングしたところ、顧客の住まい選びの決め手となるポイントが「生活スペースの広さ」であったことから、キッチンと洗面化粧台を一つにまとめた同機器を開発、提案することにした。

 調理にも洗面にも利用可能な流し台のほか、IHコンロやレンジフード、鏡、調理器具や洗面器具などを仕舞える収納などを完備。また周囲をホーローパネルで仕上げ、居住者がマグネット小物等で自由にカスタマイズできるようにした。生活空間が拡大することで、ワークスペースの設置や、TVボードの隣にプラスアルファの家具配置が可能となる。
 モデルプランでは、MIXINK導入により、7.0畳から8.3畳に拡大できるという。

 初弾として三菱地所レジデンスが「ザ・パークハビオ」ブランドで供給予定の賃貸マンション「西五反田二丁目計画」(東京都品川区、総戸数61戸)に導入する。敷地面積約384平方メートル、鉄筋コンクリート造地上14階建て。専有面積は25.11~50.71平方メートル、間取りはワンルーム~2LDK。竣工は2022年12月の予定。

 今後は、ザ・パークハビオで「MIXINK」の採用物件を増やしていく考え。また機能の集約による空間創出プロジェクトとして、ホテル、SOHO、新築分譲マンション、リノベーション物件といった多岐に渡るアセットでの導入や、生活空間の創出を可能とするさまざまなアイテムとの併用についても検討を進めていく。

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