不動産ニュース / 開発・分譲

2021/7/2

シドニーで68階建てタワマン開発/三菱地所

R1(右)とR2(中央)外観完成CG

 三菱地所(株)は1日、オーストラリア・シドニー中心部における大規模住宅開発事業「One Sydney Harbour Residence Two」(地上68階建て、総戸数322戸、以下、「R2」)に参画すると発表した。

 同社4件目となるLendlease社(以下、「LL社」)との共同事業。LL社が推進中の「One Sydney Harbour Residence」計画(3棟、総戸数約800戸)の一部として開発する。2020年7月に参画した「One Sydney Harbour Residence One」(地上72階建て、総戸数315戸、以下、「R1」)に続き、開発事業への参画は2棟目。R1とR2の2棟で、計637戸の開発となる。

 開発地は、シドニー空港から約12km。「Barangaroo」と呼ばれる再開発エリアの一画で、周辺にはオフィスやホテル、カフェ、レストランといった商業機能や、公園等が集積している。多くの住戸から、オペラハウスやハーバーブリッジを望める。R1に隣接しており、2棟で高層ツインタワーをなす構成。

 住戸は1~3ベッドルームで、専有面積は63~186平方メートル。ラウンジやフィットネスジム、プール、ワインルームなどの共有スペースを備える。建物前面には、広大な公共広場も設置する。住宅部分が約3万5,912平方メートル、商業部分が約307平方メートル。販売総収入約1,410億円を見込んでいる。
 三菱地所グループの事業シェアは25%。21年6月時点で、約59%の住戸が契約済み。

 3月に着工しており、竣工は24年中旬の予定。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。