不動産ニュース / 開発・分譲

2021/7/12

浜松町駅西口、都市計画にMICE・観光機能を追加

「都市再生特別地区(浜松町二丁目4地区)A街区」の完成予想イメージ

 (株)世界貿易センタービルディング、鹿島建設(株)、東京モノレール(株)、東日本旅客鉄道(株)の4社は、JR「浜松町」駅西口で進めている「都市再生特別地区(浜松町二丁目4地区)A街区」の都市計画変更手続きをスタートしたと発表した。

 同プロジェクトは、2013年3月に都市計画決定が告示され、街区内にはすでに竣工済みの建物も存在する。しかし、その後の社会変化を受け、さらなる都市再生を図る。当初の都市計計画提案にあった「交通結節機能の強化」「国際交流拠点の形成」「防災機能の強化と環境負荷低減」に加え、新たに「観光拠点・都心型MICE拠点の形成」「防災性向上と環境負荷低減への一層の取り組み」を志向する。

 具体的には、「緑の連続性強化」として、建物低層部の緑化計画を見直し、旧芝離宮恩賜庭園や隣接街区などと緑の連続性を意識して緑化を施す。また、羽田空港や竹芝ふ頭などに近い東京の玄関口としての立地特性を生かし、周辺エリアや日本各地の新たな魅力や楽しみ方を情報発信する「観光プレ体験施設」を整備する。

 今回、都市計画の変更対象となる「A街区」は、区域面積約2.3haで、敷地面積は約2万1,000平方メートル。13年に決定した都市計画では、事務所・店舗・カンファレンスセンター・医療センター等を主要用途としていたが、今回、「観光支援施設」「DMO活動施設」「ホテル」等を追加する。

 建物はA-1棟(本館)地上46階地下3階建て、高さ約235m、A-2棟(ターミナル)が地上8階地下3階建て。竣工済みのA-3棟(南館)は地上39階地下3階建て。これにモノレール棟(東京モノレール「浜松町」駅)を加えた延床面積は約31万4,000平方メートル。全体竣工は29年度の予定。

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