タマホーム(株)はこのほど、新たな中期経営計画「タマステップ2026」(2022年5月期~26年5月期)を発表した。中核事業である住宅部門を中心に、継続的な成長と強固な経営基盤の形成に向けた取り組みを推進する。
注文住宅事業では、地域特性に合わせた販売戦略を展開し、26年5月期の受注棟数1万5,000棟・販売棟数1万2,500棟を目指す。規格住宅や地域限定商品等の販売強化、高付加価値商品の開発、空白エリアへの出店、商品・サービスの品質を全面的にアピールする。
戸建分譲事業では、10区画未満の小規模分譲地を中心に分譲開発を進め、販売1,700棟の達成を目指す。資金回転を重視した仕入れ・販売を志向する。リフォーム事業は、保証延⻑⼯事を中⼼に売上高120億円を目標に成長を図る。
これらの施策により、26年5月期の売上高は3,200億円、営業利益200億円、営業利益率6.2%、当期純利益120億円を見込む。
13日に開催した説明会で、同社代表取締役社長の玉木伸弥氏は「地域限定商品が好調で今後も改良を重ね、商品力を高めていくことで差別化を図る。注文住宅で都道府県別のシェアナンバーワンを目指す」などと述べた。