不動産ニュース / 開発・分譲

2021/7/27

小岩駅前再開発で30階の複合タワー/三井不レジ

住宅と商業・業務・保育所が入居する複合施設を建設する

 三井不動産レジデンシャル(株)と日鉄興和不動産(株)は27日、参加組合員として推進する「JR小岩駅北口地区第一種市街地再開発事業」(東京都江戸川区、施行者:JR小岩駅北口地区市街地再開発組合)が、26日に東京都より権利変換計画の認可を受けたと発表した。

 計画地は、JR総武線「小岩」駅徒歩2分に位置する約2haの区域。駅からペデストリアンデッキで直結する住宅と商業・業務・保育所が入居する複合施設を建設すると共に、北口駅前に交通結束点となる路線バスやタクシーの乗り入れ可能な約6,100平方メートルの交通広場、その地下に公共駐輪場も整備する。

 複合施設は、敷地面積約8,678平方メートル、延床面積約9万4,709平方メートル、地上30階地下1階建て、住戸数は約730戸。低層部(1~3階・商業エリア)の屋上には広場やデッキテラスを整備し、緑豊かなオープンスペースを創出する。建物は中間免震構造を採用し、防潮板・防災備蓄倉庫の設置等により安全性を高めることに加え、高断熱性能や屋上緑化・壁面緑化、雨水の再利用、太陽光発電パネル、電気自動車への対応等、サスティナブルな社会の実現に向けた施設計画を採用した。

 着工は2022年3月、竣工は27年1月の予定。なお北口交通広場については、27~30年に整備する計画で、事業完了(公共施設工事完了)は31年の予定。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。