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2021/8/19

兵庫の物流施設にトラック受付システム導入/プロロジス

「プロロジスパーク猪名川2」(右)完成予想図

 プロロジスは19日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク猪名川2」(兵庫県川辺郡猪名川町)において、(株)Hacobu(東京都港区、代表取締役社長CEO:佐々木 太郎氏)が提供するトラック受付システムサービス「MOVO Berth」を導入すると発表した。

 「MOVO Berth」は、車両待機の解消、入出庫作業の効率化を支援するトラック予約受付サービス。同物件には、トラックの入退場管理をデジタル化する「受付機能」、車両到着・作業状況やバース稼働状況などをリアルタイムに把握・共有できる「作業ステータス管理機能」、待機時間などの実績データを確認・分析する「データ分析機能」の機能を導入。入居予定の3社がこのシステムを利用する予定。

 さらに、同施設の敷地共用部には、入出庫作業が効率的に行なえるよう、トラックの受け付け・待機スペースを用意する。これにより、入居企業の専有契約スペースであるトラックバースを入出庫作業の場として活用することを可能にする。受付と待機場は隣接しているため、トラックドライバーにとっても、トラックバースへの着車後に受付を行なう従来の方法に比べて負荷軽減となる。

 同社は、「MOVO Berth」に蓄積した、出入り車両数・時間帯などのデータを、施設内の渋滞緩和や、安全な車両動線計画など、今後の物流施設開発・運営に生かしていく。

 「プロロジスパーク猪名川2」は、新名神高速道路「川西IC」から車で約3分に立地。敷地面積約8万5,362平方メートル、地上5階建て。延床面積約15万8,214平方メートル。竣工は2021年8月26日の予定。

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物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

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