積水ハウス(株)は30日、外出先からの住宅設備の遠隔操作を可能にするサービス「PLATFORM HOUSE touch (プラットフォームハウスタッチ)」の販売を開始する。
同社が推進してきた「プラットフォームハウス構想」の一環。住まいのビッグデータ(住環境データ・ライフスタイルデータ)を活用した「健康」「つながり」「学び」を軸にしたサービスを提供することで、居住者の幸福度を上げる取り組み。
同サービスは、居住者がスマートフォンアプリから、住宅設備(エアコン、照明など)の操作、窓・玄関ドアの状態確認・異常状態や、熱中症のアラートの通知、家族の機器操作履歴の確認などができる。アプリ上で図面を表示し、一括で住戸内の状況を確認できるようにした。室内に設置したセンサーから得られるIoTのデータをパブリッククラウド上で蓄積することで実現する。
サービス開始にあたり、住戸内でエッジシステムの設置による住戸内の情報セキュリティを強化。近年増えているサイバー攻撃を防ぐ。(一社)重要生活機器連携セキュリティ協議会のガイドラインに準拠し、業界で初めて、スマートホーム分野におけるサーティフィケーションマーク★★を取得している。今後は、第三者が玄関を遠隔解除する場合の安全確保にも対応。同マーク★★★を取得し、急性疾患早期対応ネットワーク「HED-Net」の提供も開始する予定。
初期費用は50万~80万円。月額利用料金は2,200円。関東・関西地区の新築戸建住宅からサービス提供を開始。12月より全国に拡大していく方針。初年度は2,400棟での販売を目指す。