不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/9/15

23区マンション価格、新築・既存とも上昇傾向

 (一財)日本不動産研究所は15日、「住宅マーケットインデックス2021年上期」の調査結果を発表した。アットホーム(株)と(株)ケン・コーポレーションが提供した賃貸・分譲マンション事例データを基に、東京23区の新築・既存(築10年)マンションを、大型(80平方メートル以上)・標準(40~80平方メートル未満)・小型(40平方メートル未満)に分け、賃料・価格等を集計・分析した。

 1平方メートル当たりのマンション賃料は、都心5区で新築が大型6,804円(前期比3.4%上昇)、標準4,998円(同1.4%上昇)、小型4,566円(同0.1%上昇)。既存は大型6,083円(同3.4%上昇)、標準4,580円(同1.3%上昇)、小型4,297円(同変動なし)。新築・既存共に、大型タイプ、標準タイプは上昇傾向が継続しており、前期の最高値を更新した。一方、小型タイプは前期からほぼ横ばいとなった。

 東京23区では、新築が大型5,826円(同2.8%上昇)、標準3,634円(同2.0%上昇)、小型3,847円(同0.5%上昇)。既存は大型5,219円(同2.7%上昇)、標準3,364円(同2.0%上昇)、小型3,628円(同0.4%上昇)。新築・既存共に全タイプが引き続き上昇傾向となり、最高値を更新した。

 1平方メートル当たりのマンション価格は、都心5区で、新築が大型216万7,000円(同7.6%上昇)、標準161万7,000円(同0.1%下落)、小型152万2,000円(同7.6%上昇)。既存が大型162万6,000円(同1.3%下落)、標準125万1,000円(同2.5%上昇)、小型124万8,000円(同9.6%上昇)となった。新築は大型と小型が前期比で上昇、標準はほぼ横ばい。既存は大型タイプが前期の最高値からやや下落し、標準と小型タイプは前期比上昇した。特に小型タイプは上昇傾向が顕著となった。

 東京23区は、新築は大型が194万4,000円(同8.1%上昇)、標準117万4,000円(同3.1%上昇)、小型129万8,000円(同7.1%上昇)。既存は大型111万7,000円(同9.2%上昇)、標準88万7,000円(同4.2%上昇)、小型98万1,000円(同6.1%上昇)だった。新築・既存ともに全タイプで上昇傾向が続いている。

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