不動産ニュース / イベント・セミナー

2021/10/8

UR都市機構、シンポジウムをWeb開催

 (独)都市再生機構(UR都市機構)は6日、「令和3年度 URひと・まち・くらしシンポジウム」をWebで開催。8~21日まで、登録制による無料配信を行なう。

 今回のテーマは、「スポーツと健康のまちづくり」。開催にあたり、同機構理事の新居田 滝人氏が挨拶。「コミュニティ形成や地域活性化など、スポーツが有するさまざまな側面や可能性をまちづくりの中に取り組んでいくことが注目され始めている」と言及。「スポーツと健康をテーマとした今回のシンポジウムが、ニューノーマル時代における新たなまちづくりを考えるきっかけとなれば」と話した。

 基調講演では、(株)今治.夢スポーツ代表取締役会長/サッカー日本代表元監督の岡田武史氏が登壇。愛媛県今治市で取り組んでいる「サッカーを通しての地方創生」や、「スポーツ・健康・教育」をテーマとした「里山スタジアム」建設にかける思いなどを披露した。
 引き続き、同機構が取り組む事業(4事業)・研究(4研究)報告を実施。「東日本大震災における震災復興支援事業10年の歩み」をテーマとした事業報告では、復興市街地整備事業や災害公営住宅整備事業の成果を報告。震災の復興支援事業で培った技術・ノウハウ、教訓等を同機構内で確実に継承するとともに、今後の災害対応支援等へ活用していくとした。そのほか、「都市再生」「賃貸住宅」「海外展開支援」「環境負荷低減」「ストックの維持・更新・再生」のテーマで報告がなされた。

 パネルディスカッションでは、同機構統括役の太田 潤氏をモデレーターに、ニューラルポケット(株)事業戦略部理事の一言太郎氏、東京農業大学地域環境科学部造園科学科准教授の福岡孝則氏、東京都市大学都市生活学部教授の坂井 文氏が、「スポーツと健康のまちづくり」をテーマとしたそれぞれの取り組みを紹介。一言氏は、「市民のためのスマートシティを考えるのにスポーツは絶好のテーマ」とし、スポーツへのアクセス性を高め、公園や道路といったストックを有効活用したまちづくりについて話した。福岡氏は、「Livable City(住みやすい都市)」戦略を披露。坂井氏は、アメリカ・イギリスの「健康と都市計画」を紹介し、太田氏は「多様な世代が生き生きと暮らし続けられる住まい・まちづくり」のための取り組みについて述べた。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年3月号
あなたの事業エリアの価値をさらに高めるには…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/1/31

記者の目を公開しました

女性の活躍を企業が積極サポート!(前編)」を更新しました。

少子高齢化が進む中、女性が活躍できる社会は喫緊の課題です。 不動産業界でも、女性管理職の育成など、積極的に女性活躍を支援する動きが見られます。 今回は、前後編にわけ、先進的な取り組みを実践する2社を紹介。 ダイバーシティ実現に向けた企業の挑戦に迫ります。

前編で取り上げるのは、コスモスイニシア。女性管理職育成を目的とした社内講座「さゆりキャリアカレッジ」を開講。 仕事と家庭の両立、キャリアアップの悩みなど、女性社員が直面する課題に寄り添い、 管理職としてのキャリア形成を支援しています!