不動産ニュース / 開発・分譲

2021/10/14

中国で4棟構成の大規模オフィス竣工/三菱地所

「ALPHA PARK」外観

 三菱地所(株)は14日、中国・杭州市下沙エリアで開発を進めてきた大規模オフィス開発事業「Singapore-Hangzhou Science & Technology Park 3期」の街区名称を「ALPHA PARK」とし、9月30日に稼働を開始したと発表した。

 中国での開発実績も豊富なシンガポールのディベロッパーCapitaLandとの共同事業。総事業費230億円超。施設が立地する杭州市は、中国の国内総生産(GDP)の23.5%を占める長江デルタ地域の中核都市であり、eコマースやAI産業等を手掛ける企業や100以上の日系企業が集積している。

 敷地面積は5万2,437平方メートル。鉄筋コンクリート造地上23階地下1階建てのオフィスビル4棟とそれらをつなぐコリドー、1万平方メートルを超える中央広場で構成する。延床面積は23万3,683平方メートル。オフィスビルの基準階面積は約1,450~1,900平方メートル。

 オフィスビルの低層部には飲食店や物販店舗が出店。イノベーション拠点「Alpha Center」も設置した。展示スペースや約250人収容可能な大規模ホール、大小会議室からなる施設で、入居テントが自社の製品をアピールする場とする。また、東京・丸の内で運営するインキュベーション施設「EGG JAPAN」と連携するコワーキング施設「Bridge+」も設けた。2022年春に開業予定で、その後は両施設の相互利用を可能とする他、イベントの共同開催等を行ない、日中企業間の交流や新規ビジネス創出を支援する。

 同社グループが中国で手掛けるオフィス事業は、3事業。合計事業費は550億円にのぼる。

この記事の用語

コリドー

建物に付属して造られた長い廊下、回廊など。建物の間をつなぎ、あるいは建物や中庭の周りを回るように設置される通路である。英語のcorridorで、「コリドール」ということもある。なお、マンションの共用通路をコリドーと称する例もあるが、その多くは本来の意味から離れた使い方である。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。