不動産ニュース / その他

2021/10/18

「在籍型出向」を活用し労働者を受け入れ/三好不

 (株)三好不動産は14日、コロナ禍により安定した雇用が困難な事業者に対し、「在籍型出向」を活用した労働者の受け入れを積極的に行なうと発表した。

 従業員は確保しておきたいが現段階では安定した雇用が困難な事業者と、事業拡大を機に人材の不足が続いている同社グループ双方のニーズを補完し合うことが目的。(公財)産業雇用安定センターの「産業雇用安定助成金」を活用し、同センターが双方の企業に対し出向のマッチングを無料で行なう。

 同助成金制度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、事業活動の一時的な縮小を余儀なくされた事業主(出向元)が労働者の雇用維持を目的に、それを受け入れる事業主(出向先)に送り出す制度。出向元と出向先で出向契約を結び、労働者は2つの会社と雇用関係が発生することになる。2社の片方または双方が賃金等を労働者に支払う場合、片方または双方に、賃金等の金額の最大9割、1日当たり1万2,000円を上限に助成される。

 同制度を利用し、同社グループでコールセンターを運営する(株)プラスサムジャパンが10月1日付けで1名を採用。また三好不動産では、異業種からの人材登用による相乗効果を期待し、広報担当者の採用も検討している。同制度による採用と他の採用方法を含め、グループ全従業員の約10%の人員増を目指す。

「在籍型出向」の仕組み

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