不動産ニュース / リフォーム

2021/10/21

日本橋浜町でリノベ複合施設オープン/安田不

「スプラウト日本橋浜町」外観

 安田不動産(株)は、築30年のオフィスビルをリノベーションした複合施設「スプラウト日本橋浜町」(東京都中央区)を28日にグランドオープンする。

 東京メトロ半蔵門線「水天宮」駅徒歩約6分、都営地下鉄新宿線「浜町」駅徒歩約7分。敷地面積は約271平方メートル。建物は、延床面積約1,602平方メートル。鉄骨鉄筋コンクリート造9階建て。エントランス・外装・植栽・屋上テラス・オフィスフロア(6~9階)をリノベーションした他、1階部分の事務所を店舗に用途変更した。

 基準階約50坪のオフィスフロアは、クリエイターやスタートアップをメインターゲットとし、“seamless creative working”をコンセプトにリノベーション。執務スペースとコミュニケーションスペースで構成し、入居者がオープンとクローズドスペースを自由に行き来できるように開閉可能な木製のパーテーションを設置した。

 内装には木・石・タイル・布などの素材を採用し、白と基調とした明るく清潔感のある空間を創出。建物の低層部外壁は天然素材で覆うデザインとし、外構には周辺施設とのつながりを意識した緑豊かな植栽を計画することで、エリアの新たなシンボルとなることを目指す。

 1階の店舗には、まちづくりコンセプトである“「手しごと」と「緑」の見える街”の「手しごと」を体現するギャラリーショップとして「ヒナタノオト/galleri vindue」を誘致。日本の工藝、特に若手作家の作品を中心に展示販売を行なう。また、シドニー発のコーヒーショップ「Single 0 Hamacho」をオープン。アイス・ホットコーヒーを10秒以内に提供する「FREEPOUR COFFEE ON TAP」を日本で初導入する。

 同社は今後も日本橋浜町のまちづくりにおいて、中小規模の点開発(ハード面)と、多様な地域活動によるエリアブランディング(ソフト面)を一体的に継続することで、多様な人が訪れたくなるまちを目指していく。

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