不動産ニュース / その他

2021/10/28

航空会社と連携し地方の魅力発信へ/いちご

左がいちご執行役副社長兼COOの石原 実氏、右がソラシドエア代表取締役社長の高橋宏輔氏(「高」は正確にははしごだか)

 いちご(株)、(株)宮交シティ、(株)ソラシドエアの3社は27日、「空陸一貫 高速小口貨物輸送」に関する事業連携を開始した。

 ソラシドエアの新規事業で、引き取り(陸送)・航空輸送・納品(陸送)を一貫して実施。当日中に地元・宮崎県の特産品を、首都圏でいちごが展開するホテルや商業施設へ配送し、販売する。配送時には、旭化成(株)が開発した密閉ボックス「Fresh Logi(フレッシュロジ)ボックス」に荷物を収納し、鮮度を維持。2021年3月よりソラシドエアといちごの2社で実証実験を重ね、今回、事業開始に至った。

 いちごは、既存不動産を活用した新規事業として、「フードエクスペリエンス」をコンセプトとしたコミュニティ拠点を企画・開発している。今回、ソラシドエアとの共同企画の初弾として、11月よりホテル「THE KNOT TOKYO Shinjuku」(東京都新宿区)で、九州・宮崎の直送食材をランチ・ディナーで提供する「宮崎フェア」を開催する。22年11月には「宮交ショッピングセンター」(宮崎県宮崎市)内に、同県の特産品ショップ「みやざきフードエクスペリエンス」を開業する計画。同年5月には、神奈川県産品を販売する倉庫型ショップ「いちご横須賀ポートマーケット」(神奈川県横須賀市)を開業予定で、同施設内で宮崎県産品も展開。空陸一貫の高速輸送により、神奈川県・宮崎県産品の相互交流も恒常的に行なっていく。

 28日に会見したいちご執行役副社長兼COOの石原 実氏は、「今回の事業は、当社が展開する農業支援事業の一環だ。これまで賞味期限の問題で地産地消していた食材等を首都圏で販売することで、宮崎県の魅力発信につなげ、持続可能な農業および地方創生に寄与していきたい」等と語った。

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