三菱地所(株)は2日、多言語対応のヘルスケアサービス「WELL ROOM」を開始した。
在留外国人数が全国で増加基調にある一方、多言語対応の医療機関が少ないこと、コロナ禍においては相談相手が日本に少ない傾向にある在留外国人のメンタルヘルス対応も問題となっていることから、従業員の健康維持・管理をサポートしたい法人に向けたサービスとしてリリースした。事業は、同社の100%子会社であるWELL ROOM(株)が行なう。
主に従業員数50名未満の中小企業やスタートアップ企業等を対象に、多言語や異文化に対応した検診実施医療機関の紹介やメンタルヘルス相談サービス、産業医相談サービス等をWebで提供する。
なおこの事業は、三菱地所の「新事業提案制度」で提案・採択されたもので、WELL ROOM(株)の代表取締役は、この事業の提案者である下田拓海氏(2018年三菱地所入社)が務める。
今後も既存ビジネスとのシナジーが期待される新事業を含め、まちづくりにかかわるあらゆるサービスの提供を目指す考え。
