不動産ニュース / 開発・分譲

2021/11/4

埼玉でメゾネット仕様の物流施設/ESR

「ESR 加須ディストリビューションセンター2」外観

 ESR(株)は2日、「ESR 加須ディストリビューションセンター2」(埼玉県加須市)の開発計画を発表した。

 東北自動車道「加須」ICから約2.5km、首都圏全域および東北地方への輸配送に対応可能な立地。東武鉄道伊勢崎線「加須」駅を経由するコミュニティバスの最寄り停留所から徒歩約10分で、公共交通機関を利用しての通勤も可能。車通勤のワーカーに向け、265台以上の駐車場を設置する。

 敷地面積は4万9,587平方メートル。耐震構造4階建て、延床面積10万5,315平方メートル。スロープで3階まで直接アクセスでき、1階は建物両面に、3階は中央車路を挟んで両側にトラックバースを配置する。1・2階、3・4階のメゾネット仕様とし、荷物用エレベーターと垂直輸送機で高い縦搬送力を実現する。1平方メートル当たりの床荷重は1・2階が2t、3・4階が1.5t。梁下有効高は、1・2階が6.5m、3階が5.5m、4階が6.0m。最小賃貸区画は約5,000平方メートルで、最大12テナントの入居が可能。
 また、入居企業の雇用確保、人材定着の向上につなげるため、館内3ヵ所にラウンジを設けるほか、ドライバー休憩室も設置する。

 全館LED照明や環境配慮型照明システム、ヒートポンプ式空調等を導入するなど、環境負荷低減に配慮した建築計画により、CASBEE Aランク評価を取得予定。BCP対策としては、非常用自家発電設備を備えており、停電時でも防災センター、荷物用エレベーター、トイレ等を一定時間使用できるようにする。

 着工は2022年3月、竣工は23年5月の予定。総投資額は約210億円。

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