不動産ニュース / 開発・分譲

2021/11/8

相模原の物流拠点、最後の1棟を着工/GLP

「GLP ALFALINK 相模原2」外観

 日本GLP(株)は4日、GLPが2018年12月に設立した物流不動産開発ファンド「GLPジャパン・ディベロップメント・パートナーズIII」による開発物件となるマルチテナント型物流施設「GLP ALFALINK 相模原2」(神奈川県相模原市)の起工式を執り行なった。

 圏央道「相模原愛川」ICから約4.3km、圏央道「相模原」ICから約7.1kmに立地。敷地面積約3万9,000平方メートル。免震・プレキャストコンクリート造地上6階建て、延床面積約9万平方メートル。竣工は23年5月の予定。
 約29万4,455平方メートルの敷地に物流施設4棟を開発する関東最大級の物流拠点「GLP ALFALINK 相模原」の1棟。同拠点では「GLP ALFALINK 相模原3・4」が竣工済み、「GLP ALFALINK 相模原1」も着工済みで、同物件がプロジェクト最後の着工物件となる。

 工場用途や冷凍冷蔵に対応できる仕様の区画を備え、さまざまな用途での利用が可能。入居企業の従業員が不在の時でも荷物を格納できる置き配バースを各階に導入。荷受け、荷待ち時間を短縮し輸送コストの削減を図る。新たな試みとして、「ALFALINK」のコンセプトの1つである「Open Hub(物流をもっとオープンに)」を体現する、ガラス張りの倉庫区画を設け、ショールームとする予定。

 太陽光発電を設置し再生エネルギーの利用を推進。BCP対策として72時間の非常用電源、井水の再利用を可能とし、災害時には地域の人々の避難施設としても活用する。

 入居企業のスタッフが利用できるカフェやラウンジ、休憩所を設置。また、「GLP ALFALINK 相模原」全体で利用できる共用棟「リング」にも直接アクセスできる通路を設ける。就業環境が評価され、既にファシリティマネジメント会社とバス会社の営業所の、オフィススペースの入居が決まっている。

オフィススペースのイメージ
カフェスペースのイメージ

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BTS型・マルチテナント型(物流施設の〜)

物流施設の種類は、その性格によって、大きくBTS型とマルチテナント型に分けることができる。(1)BTS型特定のテナントの要望に応じてオーダーメイドで建設され、賃貸される物流施設。

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