東急不動産(株)は16日、兵庫県立大学と地域の価値を可視化する共創研究を始めたと発表した。
同研究は、同大学の応用情報科学研究科・社会情報学部川向 肇准教授の研究室と実施する。国・自治体提供の各種データ、施設関連のオープンデータおよび民間事業者が公開している施設の評価データなどを活用し、町丁目レベルでの地域資源とそれが生み出す価値を可視化。これを基に、地域の魅力・地域ニーズ・地域課題等を抽出し、サステナブルなまちづくりを推進できる指標づくりを目指す。また、地域価値の可視化の状態を関係者間で情報共有することにより、まちづくりや地域の活性化に関与する人たちの共創意識を高め、地域の発展へつなげていきたい考え。
今回の研究対象は、西宮市の学生マンション開発予定物件(「キャンパスヴィレッジ西宮門戸厄神」「キャンパスヴィレッジ西宮甲東園」)の周辺地域。若者ニーズの分析から地域の可視化に取り組み、地域価値から計画を最適化できるようプロジェクトを推進する。