不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2021/11/24

中計1年延長、コロナショックからの回復目指す/西鉄

左が西日本鉄道常務執行役員の田川氏、右が代表取締役社長執行役員の林田氏

 西日本鉄道(株)は22日、野村コンファレンスプラザ日本橋(東京都中央区)で2021年度事業戦略説明会を開催。21年4月に代表取締役社長執行役員に就任した林田浩一氏が中期経営計画等について説明した。

 コロナ禍による事業への影響について同氏は、「運輸、ホテル事業が特に大きな打撃を受け、全体の業績にも響いた」とし、先般、19年から21年までの第15期中期経営計画を修正。中計期間を1年延長(~22年度)し、コロナショックからの再生計画を織り込んだ。
 重点施策として、抜本的な構造改革・事業モデルの変革のほか、持続可能で活力あるまちづくりの推進、住宅・流通・国際物流・海外事業の収益拡大、デジタル化・新技術の活用による生産性・顧客体験の向上等を挙げ、コロナ禍以前の業績までの回復を目指す。22年度の数値目標は、営業収益3,750億円(21年度実績予想:3,904億円)、事業利益130億円(同:42億円)と定めた。

 続けて、常務執行役員の田川真司氏が、福岡・天神地区で推進する「(仮称)天神一丁目11番街区開発プロジェクト」(福岡市中央区)の詳細について説明した。同事業は、福岡市による民間ビルの建て替え誘導施策「天神ビッグバン」の一環で、計画地は敷地面積約8,600平方メートル。旧「福岡ビル」を延床面積約14万7,000平方メートル・地上19階地下4階建ての複合施設へと再生する。総事業費は約850億円。「創造交差点」をコンセプトに、多様なヒト・モノ・情報が交じり合い、新たなビジネスや文化を創出するような場を目指す。

 商業フロア(地下2階~地上4階)には、福岡および世界中のカルチャーを発信するテナントを誘致。オフィスフロア(8~17階)は、西日本最大の基準階面積となる約4,600平方メートル(従前:約4,300平方メートル)を確保する。18~19階はクリエイティブワーカー等をターゲットとしたハイクオリティホテルに。またオフィスへの乗り換えフロア(6~7階)には、コワーキングスペースや会議室、ジム等で構成する「スカイロビー」を設置。「当施設の“要”に位置付け、入居者・宿泊者・来訪者が集まり、新たな事業を創出する場としていく」(田川氏)。

 21年12月着工、24年12月竣工を予定。

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