不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2021/12/8

飯田GHD、露企業を子会社化し木材安定確保へ

 飯田グループホールディングス(株)は8日、ロシア最大級の林産企業グループであるRussia Forest Product (BVI) Limited(RFP社)の子会社化が決まったと発表した。6月の取締役会でRFP社の株式取得と同社が実施する第三者割当増資の引き受けを決定していたが、7日にロシア政府当局の許認可を取得したことから、子会社化が正式に決まった。

 RFP社は森林認証を取得した林区面積が九州よりも広い約400万ha。年間木材伐採量は約170万立方メートルで、同社グループの年間に供給する戸建住宅での使用量に匹敵する。また、複数の木材加工会社を傘下にしており、原木伐採から木材加工まで一貫したバリューチェーンを構築しており、効率的かつ安定的な供給体制を保有している。

 同社は、ウッドショックのような需給ひっ迫時や市況変動に左右されない木材調達を実現すると共に、サステイナブルな森林経営をカーボンプライシング等にも生かしていく考え。

 株式取得・増資引受・融資予定額を合わせた取得価格の合計は525万ドル(約600億円)。株式取得後の保有割合は75.0%となる。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

サステイナビリティ

環境や社会経済が安定的に長く持続することまたは持続できる性質。英語のSustainability。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。