積水化学工業（株） 住宅カンパニーは14日、セキスイハイム誕生50周年記念プロジェクトの一環として、首都圏・中部・近畿の3エリアで展開してきた買取再販ブランド「Beハイム」を全国に拡大すると発表した。
同社は「Beハイム」事業を2020年12月にスタート。既存の自社建築物件を買い取り、内装の刷新や先進設備への更新、ニューノーマルに対応したプラン変更などリフォームで付加価値を高め、再販する。物件の買い取り時は、構造躯体や維持管理の価値を客観的に評価する「スムストック」査定を活用。売却時は、エリア・土地面積によって差はあるものの、おおむね周辺地域の新築物件と既存物件の中間価格帯に設定する。
子育て世帯を中心に反響を得ており、21年度は66棟の売上を見込むなど、順調に推移。今回、同事業を全国へ拡大することで、循環型社会への貢献とESG経営のさらなる推進を図っていく。
全国展開により、22年度は全国で売上130棟、30年には500棟を目指す。併せて、集客の約70％を占めるWebコンテンツの拡充や、VRや模型で建物の仕組みを学べる体感型ショールーム「Beハイムギャラリー」の活用など、Webとリアルを融合した魅力発信等にも取り組んでいく。
