不動産ニュース / その他

2021/12/22

八重洲等の飲食店で、換気状況可視化の実証実験

 東京建物(株)は21日、ピクシーダストテクノロジーズ(株)(以下、PxDT)と共同で、同社が開発した感染症対策CO2センサーソリューションの実証実験を開始したと発表した。

 新型コロナウイルス感染症の行動制限も段階的に緩和され、飲食店などを利用する人も増加する中、店舗を運営する人や顧客が換気状況を目で確認でき、室内の換気状態を適切に維持できるなど、運営・利用者双方の安全・安心につながる施設を構築を目指し、実証実験を開始する。

 実証実験では、PxDTが開発した「magickiri CO2」を八重洲・日本橋・京橋の複数飲食店舗に試験導入。室内の換気状態を適切に把握し、簡単に使えるCO2センサーソリューションで、機器をコンセントに挿すだけで使用が可能。CO2濃度の表示を含め環境の状況を分かりやすくモニターに表示する他、「magickiri™」の開発過程において得られた感染症対策の知見によって、専門家の監修のものと、感染リスクを評価する独自指標も定めている。

 また、実証実験に協力した飲食店を利用した顧客に対しては、「magickiri™ CO2」により換気の状況が可視化されたことで、実際に安心して飲食できたかをアンケート。今後、飲食店支援の方策を探っていく。

換気モニターとその画面

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。