不動産ニュース / IT・情報サービス

2021/12/22

三井不、商業施設や賃貸マンションにMaaS導入

 三井不動産(株)は22日、同社グループ発の新規事業の開発・推進を担う(株)ShareTomorrowと共同で、複数の移動手段を組み合わせて提供する MaaSを不動産に導入する新サービス「&MOVE」を立ち上げ、三井不動産グループが開発・運営する商業施設・ホテル・マンションへの導入を開始した。

 2019 年に資本業務提携したMaaS Global 社のアプリと、コミュニケーションアプリ(SNS)を活用。各施設を利用するユーザーの用途に合ったモビリティと料金プランを提供。コミュニケーションアプリを通じ、仕事用のワーキングスペースや、日常のくらしで利用する店舗・サービス施設等、各施設の利用者に適した情報を提供することで、目的地への移動をサポートする。

 また、ホテル宿泊者向けサービスでは、ホテル周辺スポットや周遊ミニツアーの情報提供やシェアサイクルワンデーパス等の提供、商業施設来館者向けサービスでは、無料のシェアード・シャトルサービスや買物金額の一部の交通費への還元、賃貸住宅入居者向けサービスでは、入居者専用モビリティ(カーシェア、シェアサイクル)をマンション敷地内に設置し、個別課金に加え全日・全サービス利用可能なサブスクプランを提供するなど、各施設の利用者の利便性を向上させるサービスを組み合わせる。

 対象となる施設は、ホテル(16日開始済み)が「三井ガーデンホテル銀座プレミア」(東京都中央区)、「三井ガーデンホテル日本橋プレミア」(同)、「三井ガーデンホテル京橋」(同)。商業施設(24日開始)は「アーバンドック ららぽーと豊洲」(東京都江東区)。賃貸住宅(24日開始)が「パークアクシス豊洲キャナル」(東京都江東区)、「パークアクシス東日本橋ステーションゲート」(東京都中央区)。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。