
(株)アキュラホームは12日、日本初となる木造軸組工法による5階建てのモデルハウスを建築すると発表した。
神奈川県川崎市の住宅展示場「川崎住宅公園」内に設置する。延床面積約405平方メートル。建物用途は、店舗、事務所、住宅。特殊部材や特殊構法は使用せず、伝統的な在来軸組工法の技術の延長で建築する。建築コストは従来の中大規模木造建築から3割程度安く、鉄筋コンクリート造や鉄骨造と同程度とする目標。
同社は、脱炭素社会への移行による木造建築のニーズの増加等を受け、純木造ビル普及プロジェクトを推進しており、純木造8階建ての社屋を建築するなどの取り組みを進めている。同物件の開発もその一環。「純木造ビルの普及型」として開発し、完成を皮切りに都市の木質化を推進する。