不動産ニュース / 開発・分譲

2022/1/14

奈良で生物多様性に配慮した分譲マンション

「ルネ富雄」外観イメージ

 総合地所(株)、近鉄不動産(株)、大栄不動産(株)は14日、分譲マンション「ルネ富雄」(奈良県奈良市、総戸数244戸)の販売を12月に開始したと発表した。

 同物件は、近接奈良線「富雄」駅より徒歩4分に位置する、商業施設「イオン富雄店」跡地(敷地面積9,665平方メートル)の開発プロジェクト。建物は延床面積約2万294平方メートル、鉄筋コンクリート造地上8階建て。住戸は専有面積60.32~88.17平方メートル、間取り2LDK~4LDK。奈良県の駅徒歩圏内のマンションとしては最大規模となる。

 全住戸の玄関脇に戸別宅配ボックス「DELIBOX(デリボックス)」を設置。入居者がインターフォンと連動したスマホアプリを用いて、外出時でも来客対応や荷物の受け取りができるようにする。スケールメリットを生かし、(株)イトーキが監修したコワーキングラウンジや、ランドリースペース、ペットの足洗い場など、多様な共用設備も用意する。また生物多様性の保全の観点から、敷地内に鳥類が好む植物や巣箱を配置。(一社)いきもの共生事業推進協議会による「いきもの共生事業所(R)認証(ABINC認証)」を取得している。

 第1期の販売戸数は70戸。価格は3,300万円台~5,500万円台。竣工は2022年12月中旬、引き渡しは23年2月下旬の予定。

コワーキングスペース

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