不動産ニュース / 開発・分譲

2022/1/26

横浜駅直結でタワマン開発/相鉄不、東急

「THE YOKOHAMA FRONT TOWER」完成イメージ

 相鉄不動産(株)と東急(株)は26日、タワーマンション「THE YOKOHAMA FRONT TOWER」(横浜市神奈川区、総戸数459戸)のモデルルームを、近隣の「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」内に、2月下旬にオープンすると発表した。

 同物件は、日本初の国家戦略住宅整備事業として認定された「横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」に含まれる分譲住宅。両社の事業費率は50対50。なお同事業では住宅の他に、国際交流機能等を備えたラウンジやホテル、商業施設、クリニックなども整備する。

 東急東横線ほか8路線が乗り入れる「横浜」駅にペデストリアンデッキで直結。同駅直結のタワーマンションは初。敷地面積は6,687.15平方メートル。鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造地上43階地下2階建てで、延床面積7万9,333.20平方メートル。

 住戸は専有面積23.42~101.62平方メートル、間取り1R~3LDKで、全44タイプを用意する。天井高は最大約3m。日本人以外の入居も想定し、一部住戸には廊下と床の段差がない玄関ホワイエや、洗濯箇所を独立させたユーティリティスペース等を確保し、多様な生活スタイルに対応する。玄関ドアには鍵穴のないデジタルドアロックを採用。各階に宅配ボックスも設置し、利便性を高める。
 5階エントランスには、書斎のように利用できるライブラリーサロンや、個室ブースを設けたワークプレイス、フィットネスルーム、キッズスペース、プライベートガーデン等といった多彩な共用施設を集約。39階には横浜の海を望めるベイビューラウンジやゲストスイートも完備する。

 そのほか、「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」、横浜髙島屋、ジョイナス等と提携し、シェフ派遣サービスや食事のデリバリーサービス、外商サービス等を提供する。

 第1期販売戸数は129戸で、1月11日よりホームページでのエントリーの受付を開始。価格は1億30万~6億6,800万円、坪単価は717万円。専有面積は55.48~161.62平方メートル。すでに、ほぼすべての住戸で申し込みを受けており、現時点で約1,500組がエントリー。約6割が実需で、投資とセカンドハウス目的がそれぞれ約2割。居住エリアは、横浜が約6割、都内が約3割。駅直結という立地稀少性等が高く評価されているという。

 第2期販売は2022年4月上旬。販売価格・戸数は未定。竣工は23年12月下旬、引き渡しは24年4月下旬の予定。

モデルルーム(スーペリアグレード)内観
モデルルーム(プレミアムグレード)内観

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マンション

日本におけるマンションは、一般的には、鉄骨コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で、3階建て以上の分譲共同住宅・賃貸共同住宅を指している。ただし、賃貸共同住宅の場合にはPC造・重量鉄骨造であっても、マンションと呼ばれることがある。

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