不動産ニュース / 開発・分譲

2022/1/31

八丁堀で新オフィスブランド初弾/サンケイB

「S-GATE FIT八丁堀」外観

 (株)サンケイビルは31日、新オフィスブランド「S-GATE FIT(エスゲート フィット)」の初弾「S-GATE FIT八丁堀」(東京都中央区)を竣工、報道陣に公開した。

 同社は、2015年からミッドサイズオフィスビル「S-GATE」シリーズを7棟開発してきた。同シリーズは1フロア100~200坪前後で展開してきたが、働き方の多様化や感染症対策等のニーズに応え、1フロア1テナント、基準階面積を100坪前後に設定した「S-GATE FIT」を企画した。

 同ビルは、東京メトロ・JR「八丁堀」駅徒歩2分、東京メトロ「茅場町」駅徒歩7分に立地。敷地面積約336平方メートル、鉄骨造地上9階建て、延床面積2,171.44平方メートル。2~9階がオフィスフロアで基準階面積は約224平方メートル(約67坪)。1階には約93平方メートル(約28坪)の店舗スペースも用意した。

 感染症対策として、貸室内の空気を1時間に2回入れ替える機械換気システムを導入したほか、2方向の壁に自然換気用窓も設置。エレベーターは非接触で操作できるものにした。共用施設として、屋上に緑を取り入れたWi-Fiが利用可能な入居者専用テラスも設置した。

 賃料は、坪単価2万5,000円に設定。幅広い業種をターゲットに募集しており、現時点で数件の申し込み、成約を得ている状況。今後は、「(仮称)S-GATE FIT 八丁堀II」(東京都中央区、地上9階建て)が22年9月に、「(仮称)S-GATE FIT 日本橋馬喰町」(東京都中央区、地上11階建て)が23年5月に竣工する予定。以後も都心5区を中心に積極的に展開していく。

基準階面積約67坪。標準装備のブラインドに木調を取り入れたナチュラルデザインに
屋上に緑を取り入れた入居者専用テラスも設置

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