平和不動産(株)は8日、屋上ファームガーデン「Edible Kayabaen」プロジェクトを開始すると発表した。
同プロジェクトは、子会社の(株)東京証券会館が所有する複合ビル「東京証券会館」(東京都中央区)の屋上を活用し、屋上ファームガーデンを設置するもの。同社が推進するまちづくり「日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト」の一環で、人々の交流の場となる空間を創り出すことで、誰もが「居場所」を持てるまちづくりを行なっていく。
東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅に直結。敷地面積約600平方メートル。(株)ユニバーサル園芸社、(一社)エディブル・スクールヤード・ジャパンと連携し、運営していく。
食を通じて生命のつながりを体験する自然学校「アーススコーレ」では、食農循環、フードロスなどの地域環境問題を取り入れた、独自の教育プログラムを提供する。「コモンズ広場」では、イベントを通じて人々が交流し、学び合える機会を創出。「コモンズガーデン」では、テナントや地域飲食店舗などが利用できるエディブルガーデンを設置。植物選定や栽培の仕方などのワークショップを実施する。また、地域の飲食店と連携し、収穫物を活用することで、地産地消によるフードマイレージやフードロスを削減する。レストランから出る生ごみや、コーヒーショップから出るかすなどを堆肥化し、屋上ファームガーデンで活用する取り組みも推進していく。
開園は2022年4月の予定。