住友不動産(株)は10日、2022年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。
当期(21年4月1日~12月31日)は、売上高7,134億1,200万円(前年同期比1.1%増)、営業利益1,937億6,800万円(同8.0%増)、経常利益1,902億9,300万円(同8.8%増)、四半期純利益1,290億200万円(同0.5%増)。営業利益、経常利益、四半期純利益とも過去最高を更新した。
不動産賃貸事業は、前期竣工ビルなどの通期稼働が寄与。前年に取得した大型物件の取得費用がなくなったことで、増収増益。ホテルやイベントホールなどの施設営業は、新型コロナウイルス感染症の影響は続くものの、オリンピック関連などの一時的な収益寄与で売り上げ等の落ち込み幅は縮小した。セグメント売上高は3,187億2,000万円(同6.9%増)、営業利益1,322億6,300万円(同8.9%増)。
不動産販売事業は、前期までに竣工した大型物件の引き渡しが順調に進捗。マンション計上戸数は3,109戸(同465戸減)を確保。マンション契約戸数も2,354戸(同274戸増)と増加した。セグメント売上高は2,025億4,800万円(同12.9%減)、営業利益は467億7,000万円(同14.2%減)。
完成工事事業は、新築そっくりさんと注文住宅で8,043棟を受注(同827棟増)。7,184棟(496棟増)を計上した。売上高は1,347億7,700万円(同6.9%増)、営業利益113億2,700万円(同45.7%増)。
不動産流通事業は、仲介件数が2万9,174戸(同3,273戸増)と過去最高を更新。セグメント取扱高1兆959億1,500万円(同21.8%増)、売上高554億2,800万円(同15.4%増)、営業利益149億1,700万円(同64.3%増)となった。
通期は、売上高9,200億円、営業利益2,280億円、経常利益2,210億円、当期純利益1,500億円を見込む。