不動産ニュース / IT・情報サービス

2022/2/14

配送伝票番号が通行キーの戸別宅配システム/地所レジ

 三菱地所レジデンス(株)は14日、美和ロック(株)、Yper(株)と共同で戸別宅配システムを開発したと発表。初弾として、新築分譲マンション「渋谷区広尾5丁目計画」(東京都渋谷区、総戸数22戸)に導入する。

 同システムでは、荷物に貼付された配送伝票番号(バーコード)を、マンションのエントランスやエレベーターのセキュリティ通過、各住戸に設置する宅配ボックスの解錠に使用。物件宛ての荷物を運ぶ配達員のみマンションに立ち入ることができるため、より高いセキュリティ性が担保される。また、配送伝票番号を利用したシステムであることから、従来のようにあらかじめ入館方法を取り決めた配送業者に限定されないため、多くの荷物を非対面で各住戸前まで配達することができる。入居者はあらかじめ設定した暗証番号で戸別宅配ボックスを解錠し、荷物を取り出す。なお、配送完了時に配送伝票番号での解錠を無効化するため、データ漏洩や悪用等を防止できる。

 対応配送業者は、ヤマト運輸(株)、日本郵便(株)、佐川急便(株)、西濃運輸(株)、福山通運(株)、Amazon、プラスカーゴサービス、ヨドバシエクストリーム(1月時点)。

システムの構成

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宅配ボックス・宅配ロッカー

不在時に荷物などを受け取るための設備。配達人がロッカーに荷物を入れると鍵がかかり、荷宛人は暗証番号や認証カードを用いて受け取る。宅配ボックスは、一般に、マンションの共用部分に設置されている。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

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