不動産ニュース / 開発・分譲

2022/3/1

西武線沿線の遊休地で賃貸ガレージハウス

「Emi Base(エミベース)入間 鍵山」外観
2階住戸の内観。約1畳のクローゼットや1616サイズのバスタブ、奥行1.2mのバルコニーなど分譲マンションに劣らない設備仕様に

 (株)西武プロパティーズは1日、1月末に竣工した同社初の賃貸ガレージハウス「Emi Base(エミベース)入間 鍵山」(埼玉県入間市、総戸数4戸)を報道陣に公開した。

 近年、西武グループでは、西武線沿線の駅前遊休地の活用を進めてきたが、今回、駅から離れた郊外で所有する遊休地に着目。従前、西武運輸(株)の事務所として活用していた土地にコンセプト型賃貸住宅を開発することにした。西武プロパティーズが企画開発・運営管理を行ない、西武鉄道(株)が物件を保有する。

 物件は、西武鉄道池袋線「入間市」駅より徒歩約20分、圏央道「入間IC」より約11分、「狭山日高IC」より約10分に立地。敷地面積約373平方メートル、鉄骨造地上2階建て。専有面積は69.97平方メートル(角2住戸)・71.21平方メートル(中央2住戸)。賃料は13万~13万5,000円(共益費込み)。
 各戸の1階に約28.4平方メートルのガレージスペースを設け、車やバイクの保管、アウトドアギアのメンテナンスなど、入居者がそれぞれの趣味を存分に満喫できるようにした。2階の居住スペースは約21.3平方メートルを確保。約1畳のクローゼットや1616サイズのバスタブ、奥行1.2mのバルコニーなど分譲マンション並みの設備を導入した。

 ターゲットはカップルやDINKS、シニア。高速道路のインターチェンジが近いことから、都心居住者のセカンドハウスとしての利用も見込む。2月8日より内覧受付を開始し、現在7組が来訪。年齢は30~60歳代と幅広く、ゆったりとしたガレージスペースが好評を得ているという。入居開始は3月中を予定する。

各戸の1階にガレージを設置。車2台分が駐車できるスペースを確保した
ガレージ内部には水栓も設け、車やバイク、アウトドアギアの手入れができるようにした
ガレージ側にも玄関ドアを完備

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