不動産ニュース / 開発・分譲

2022/3/15

外出時に部屋を貸し出す賃貸住宅、第2弾は押上

「Re-rent Residence 押上」室内

 東急(株)は16日に、多拠点生活者向け賃貸住宅「Re-rent Residence 押上」(東京都墨田区、総戸数8戸)を開業する。

 「Re-rent Residence」とは、入居者が外泊時に自身の部屋をホテルとして貸し出すことにより、その日数に応じて賃料の支払いが割引される「リレント機能」を持つ賃貸住宅。入居者は浮いた家賃でほかの場所での居住・宿泊が可能となる。

 入居者が外泊する際は、自己所有物を鍵付き収納に保管。運営スタッフが清掃を行なった上で、部屋を貸し出す。宿泊者は通常のホテル同様に宿泊ができる。運営は(株)Unitoが行なう。
 2021年6月に賃貸を開始した初弾の「Re-rent Residence渋谷」は募集6部屋に対し32件の問い合わせがあった。

 なお第2弾物件は、物件オーナーから賃貸住宅・ホテルアセットを借り上げ、物件オーナーに安定家賃保証、空室保証を提供するサブリース事業による形態で出店する。「押上」は、東武鉄道伊勢崎線「とうきょうスカイツリー」駅徒歩4分に立地。募集室数は8室。専有面積は19~20平方メートル。賃料は11万2,000円~。外泊1日につき3,000円が割引される(1月当たりの割引上限4万5,000円)。

 同社は東急線沿線および沿線外で、「Re-rent Residence」の展開・拡大を進めていく考え。

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