
九州旅客鉄道(株)は16日、JR「博多」駅の線路上空を立体的に活用する「博多駅空中都市プロジェクト」を、2028年末の竣工に向けて着手すると発表した。
福岡市が「博多」駅周辺地区で主導する再開発プロジェクト「博多コネクティッド」を推進し、同エリアの活性化を図るため、線路上空(在来線竹下側)に福岡の新たなランドマークとなる最先端複合ビルを建築するもの。
敷地面積約5,200平方メートルの計画地に、国際ビジネス、国際観光都市にふさわしいオフィス・宿泊機能を整備した複合ビルを開発する。オフィスフロアは、周辺で最大規模となる基準階床面積約1,000坪を確保すると共に、個室やバルコニーを用意するなど多様な働き方にも対応。ホテルは全室35平方メートル以上のラグジュアリーホテルとし、線路上空という立地を生かしたトレインビューの客室も用意する。そのほか、ビルで使用する電力にグリーン電力を採用するなど脱炭素の取り組みも推進する。
併せて、ビルの外壁をセットバックし歩行者空間や広場等を整備。イベント、アートによる文化発信も行なっていく。
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