不動産ニュース / 開発・分譲

2022/3/16

千葉で国内初のCLT活用した郵便局/住林

「丸山郵便局」外観

 住友林業(株)は15日、国内の郵便局で初めてCLT(直交集成板)を活用した「丸山郵便局」(千葉県南房総市)を2月に竣工したと発表した。

 日本郵政グループが推進する環境に配慮した郵便局「+(ぷらす)エコ郵便局」の第1号店舗。敷地面積は約570平方メートル、延床面積132平方メートル、木造平屋建て。

 壁面にはスギ材のCLTを、屋根にはスギ・ヒノキのハイブリットのCLTをそれぞれ採用。厚さは壁が90~150mm、屋根が210mmで、使用したCLTは約51立方メートルに及ぶ。壁と天井部分は現しとし、木質感のある空間を創出した。

 また、地元千葉県産の「焼杉」を外壁に使用した。日本郵政グループがワークショップを企画し、地域住民と共に製作。住友林業もスギ材の調達、供給、焼杉製作に協力した。

 22日に開局する予定。

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CLT

木材板を積層接着した厚型のパネル。英語のCross Laminated Timberの略で、和訳は「直交集成板」である。 CLTは、板の層を繊維方向が直交するように交互に張り合わせたもので、高い寸法安定性、優れた断熱性があるほか、CLTを柱や梁とする構造は軽量で耐震強度を確保できるとされている。

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