住友林業(株)は15日、国内の郵便局で初めてCLT(直交集成板)を活用した「丸山郵便局」(千葉県南房総市)を2月に竣工したと発表した。
日本郵政グループが推進する環境に配慮した郵便局「+(ぷらす)エコ郵便局」の第1号店舗。敷地面積は約570平方メートル、延床面積132平方メートル、木造平屋建て。
壁面にはスギ材のCLTを、屋根にはスギ・ヒノキのハイブリットのCLTをそれぞれ採用。厚さは壁が90~150mm、屋根が210mmで、使用したCLTは約51立方メートルに及ぶ。壁と天井部分は現しとし、木質感のある空間を創出した。
また、地元千葉県産の「焼杉」を外壁に使用した。日本郵政グループがワークショップを企画し、地域住民と共に製作。住友林業もスギ材の調達、供給、焼杉製作に協力した。
22日に開局する予定。