日鉄興和不動産（株）は24日、物流施設「LOGIFRONT尼崎II」（兵庫県尼崎市）の運営を開始した。同ブランドとしては、近畿圏第2弾の物流施設で、同シリーズ最大規模。Amazonが西日本最大のフルフィルメントセンターとして利用する。
同施設は、阪神高速道路湾岸線「東海岸IC」から約1km、「中島IC」から約4km、阪神高速道路神戸線「尼崎東IC」および「尼崎西IC」より約5kmに立地。敷地は元鉄鋼関連の工場跡地で、同社が物流施設用地に転換した。敷地面積は約5万平方メートル、延床面積は約10万1,000平方メートル。
建物は、鉄骨造地上4階建て、延床面積約10万1,000平方メートル。建物設計時からAmazonと施設計画について協議。ブレースの無い倉庫内構造や、保管スペースのレイアウトしやすい柱スパン、梁下有効高のカスタマイズなどテナントに配慮した設計を施した。
また、全館空調、ドライバー休憩室や従業員専用の駐車場・駐輪場の設置など、働きやすい職場環境も整備。外壁には断熱性の高いサンドイッチパネル、遮熱効果の高い屋根などで環境負荷を軽減した。
同社は、尼崎エリアで物流施設3施設を一体開発しており、2023年1月には「尼崎Ⅲ」が竣工する予定。
